AIMP v3.20 Build 1163 マイナーリリース

AIMP v3.20 マイナーバージョンアップ

いい音のAIMPが、マイナーバージョンアップを行った。
今回は、バグフィックスが中心となる。
スキンの使い勝手は、前回どおりのスタンスで、レンダリング周辺をある程度完成域を高めた形だろう。

AIMP v3.20 Build 1163 (28.11.2012)

* Audio Converter – Track Number column has been added
* Audio Converter – %IN macro is now supported
* Tag Editor – M4A Tag column has been added
* Audio Library – Added an ability to edit tags of playable file

– Fixed: The Error Dialog cannot be closed via ESC key
– Fixed: Equalizer presets created incorrectly during install on Windows with non-russian locale
– Fixed: Radio Capture – Doesn’t transfer tags to the file when capturing stream in AAC format without transcoding
– Fixed: Quick Tag Editor – Cover Art from folder does not display for virtual files
– Fixed: Quick Tag Editor – Extended information about radio station does not display, if Editor has been called from “Quick File Info” dialog
– Fixed: Skin Engine – Fully transparent elements in old skins does not drawn correctly
– Fixed: Skin Engine – Delayed update of visualization elements
– Fixed: Small bugs and defects

音質に関しては、正直なところ、前回の音から、変わってしまっては、使う価値が無いかなぁ。と思いつつバージョンアップを行なって、音質を確かめてみた。
良かった。変なことはしていないみたいで、音質は劣化していない。(プラシーボテストはやめて欲しいなぁ。)
いつものことながら、こういうバージョンアップでは、音質が変わることがよくあることなのだが、念のため、今回の場合は、これに該当しないようで、前回のファイナルリリースの使い勝手をある程度FIXした形のリリースとなった。
先ずは、害もなく利も無いバージョンアップだが、何らかの使い勝手は向上しているのだろう。

こんなことをしていないで、きちんとネットラジオがキャプチャーできるようにしたほうが良いようにも思うが、ここは、ご愛嬌といったところで、良く解釈が異なる、AAC,m4a周辺のApple系のミュージックファイルへの互換性がアップしていると言っているので、そういうことなのかもしれません。


スキンに関しては、結構豊富なので、使ってみたい方は、
ここらへんからどうぞ。
左記のスキンは、実際にリールが回転するので、ちょっと楽しいかもしれません。
レトロ感たっぷりですよね。
※って、今なくなってますね。問題あったのかな。
結構リアルだったんだが。

それではまた。

AIMP v3.20 Build 1155 メジャーリリース

AIMP v3.20が正式シリースした

いい音のAIMPがついに、v3.2 メジャーリリースを行った。
今回のバージョンアップでは、v3.1比で、音質が格段に向上し、WASAPI排他モードへの対応や、Cueシートの読み込みなど、またその他、ラジオプレーヤーとしても使うことできるといった意欲的なリリースとなっている他、サウンドエンジンへの大幅な改良が加えられている。
前回の記事にも書いた、Cueファイルの扱いに関しては、相対指定を前面に押し出さず、今回のバージョンでも、Cueファイルは、ライブラリーの検索対象リストからは、外される形となった。
Foobar2000などのユーザーは、戸惑うことになるかもしれないが、WAVファイルとCueファイルを同一フォルダーに配置しても、楽曲がダブることなく、ライブラリー構築ができるので、むしろ、こっちのほうが使いやすいといった考慮だろう。また、細かいところだが、プレーヤー画面が常に最前面に配置するといったデフォルト仕様は廃止され、レンダリングに関しては、チラツキがなく他のソフトウェアを使用しながら、プレーヤを常駐させるような使い方が、見直され、違和感なく、スクリーンに同居させることができるようになった。コンパクトモード使用時の使い勝手は、これまでどおり大変コンパクトで使いやすいものになっている。かねてより指摘してきたグラフィック・イコライザー・プリセットの効き具合の微調整に関しても、適度な効き具合になり、変更されたサウンドエンジンとの相性が高まった形になった。

以下、リリースノート抜粋

AIMP v3.20 Build 1155 (16.11.2012)

* Playlist: Quick search can be finished now by pressing ESCAPE key

– Fixed: Browse Folder Dialog – selected folder adding to the playlist independent from checkmark state
– Fixed: Sound Engine doesn’t detects supported formats of audio device correctly
– Fixed: Tag Editor – Lyrics does not “break” by lines for M4A format
– Fixed: Tag Editor – track number does not save to playing file
– Fixed: Audio Library hangs in some cases when “add files” or “rescan tags” operation is active
– Fixed: Audio Library – alphabetic index has inverted scrolling by mouse wheel
– Fixed: Known memory leaks
– Fixed: Small bugs and defects

音質に関しては、前回の記事を書いた時点のものとは、異なり、AIMP誕生記念に、チラッと顔を覗かせたサウンドエンジンは、今回のリリースで、多分採用されたのだろう。
前回のRC1から、ほぼ1ヶ月が経過するが、割と素早いリカバーではないかと思う。また、前回に書いた一部のUSB-DACとの相性問題に関しても、今回のバージョンでは修正されており、12kHz以上の音声が出てないぞ。といったことはなくなった。
ここで、このサウンドエンジンの出来栄えはどうかということになるが、AIMP v3.1の時点の音から、あまり離れない良質な音を維持しつつ、より、リアリティーに富む、聞いていて楽しい音になったと思う。
筆者は主観的な感想を持っているが、ここは、それぞれの好みがあることと、今回の出来栄えが良かったので、言わないでおく。ただ、一つだけ言うと、やっと、AIMP 3.1 Build 1072が消せるかなぁ、といったところ。
やはり、AIMP3の真価は、ここらへんにあるとも言え、ここまで来てやっと、流石、AIMP3と言えるレベルになった。
微妙なところではあるが、明らかに、原音忠実なプレーヤでは、得られない味付けで、リファレンス再生には、向かないかもしれないが、現在のサウンドソースが、CDのサンプリング品質の44.1kHz,16bitに固定されている限り、多少なりとも物足りなさを感じているユーザーも少なくないので、自然なエンハンスメントであれば、ある程度許容すべきで、現在市販されている高音質なハードウェアCDプレーヤーなどにも、実は、このよう動きがあって、ただ単に、原音を忠実に再生すれば、良い音になるといった考え方は、少し古くなった。
例えば、良く比較されるiTunes PlusとMP3-256kどっちがいい音?というのに良く似ていている。
今や、超高級なCDプレーヤやオーディオセットでなくとも、PCオーディオの世界でも限りなくそれに近い音が出せるようになってきているのは、嬉しい限りである。

今のところ、AIMP v3.3などのアナウンスは無いが、改良を望むとすれば、あくまでも、音質向上を望む一方では、市販のラジオプレーヤに劣ることのない使い勝手や、サウンドステーションとしての機能化ができると、なかなか個性的なソフトウェアになるのではないだろうか。
また、Linuxなどにも対応できると、楽しい存在になるかもしれない。

それではまた。