Music Bee 1.2.4176RC3が早くもリリース

Music Bee1.2.4176RC3

RC1~RC3までと、開発ピッチが上がってきた感がある。今回のバージョンアップは、前回同様にAuto-Tag関係とCDリッピング時の検索精度が上がってきているようだ。RadioStations周辺の微妙な使い勝手が上がってきている。筆者の場合はむしろ、音質に興味があるのだが、前回のRC2と比較すると、若干のバランスが良くなり、音場のクリア感とダイナミックな力強さが加わってきた感じがした。気のせいとも言えないこともないが、ここらへんは、実際に聴いて確かめていただきたい。 今回も、前回に引き続き、FFTを添付しておきたいと思う。ここまで追跡してきてはいるが、大きく変わらないので、もうすでに、FFTだけでは音がわからなくなってきている。

※音源は前回、前々回と同様に、中森明菜 MeuAmor 192k-BCBR MP3冒頭部1分の積算波形とした。 今回の波形も、波形上では、大きな差はない。

今回は、対応が本格化してきているJamendoステーションの対応と、その使い方を書いておきたいと思う。 ご存知かどうか分からないが、Jamendoは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC)対応の楽曲の配信と、ダウンロードができるステーションなのだが、このMusicBeeでもサポートされている。

Jamendoで合法的MP3ダウンロード方法

まず、上記のRadioStation画面から、Jamendoを選んで好みのステーションジャンルを選ぶとステーション名が表示されるので、これをダブルクリックし、再生状態にする。


次に、上記の画面のように、NowPlaingを選択すると、現在再生中の楽曲が表示され、コモンズライセンスのアイコンが左ににマーキングされた形になるので、これをマウスの右クリックすで選択すると、メニューの選択ダイアログが出てくるので、この中から、Download Nowをクリックする。 この操作によって、予め、このリストのDownload Nowの下にあるDownload Toで選んだ場所に楽曲がダウンロードされ、初期状態では、マイミュージックの中のMusicBeedowndoadsの中に楽曲が保存され、MusicBeeのINBOXに入ってくる。後は好みにしたがって、楽曲の保存先を決めて移動すれば、完了となる。 イマイチ使いづらいJamendoサイトでダウンロードするよりも、快適に楽曲をダウンロード可能である。

RadioStationに対応しにくい国内事情

ただ、残念なことに、Jamendoにある曲は、マイナー系が多く、メジャーがあまり参加してこないので、聴き流しながら、良い曲があったら、その時点でダウンロードすれば充分なのだが、再度最初から再生したり、楽曲のダウンロードができる。また、楽曲を飛ばして再生することも可能であり、なかなか便利である。日本で言うところのNapsterなどの撤退があるので、国内の楽曲の入手は絶望的だが、そのうちに、海外のメジャーが参加してくるとも囁かれており、期待したいところではある。 一方、RadioStationのあり方にも、国内とは解釈が異なるようでMusicBeeが、この機能を追っても、結局のところ、国内ではあまり受けが良い機能では無いのかも知れない。

むしろ、音質を追求するのであれば、圧縮音楽をCD並の音質で聞くことよりは、ホンモノの音をより良い音で再生する方向に力を入れていただきたいと考えるのは、贅沢な要望だろうか。。 今のところ、ASIO,DirectSound,WASAPIといったアウトプットに対応する、有数のソフトウェアなので、今後に期待したいところである。

※追記
ダウンロードは、ディレクトリーサービスが簡単なので、興味があれば、定期的に覗くと最新版が入手可能になっている。 ただ、アドレスが、変更されることがあるので、今後の記事では、このアドレスの追跡も実施して行きたいとおもう。

MusicBee 1.2.4161RC2 最新RCバージョン

MusicBee 1.2.4161RC2

RC1の公開から間もないが、MusicBee 1.2.4161RC2が公開された。
今回までに、様々なバグフィックスがされているようで、全体的に完成度が上がってきた感じである。
今回のバージョンも、インストーラ付きなので、既に使用しているユーザーは、インストーラを起動すれば間違いがないだろう。
筆者の場合、いつごろだったか、XMLのバグが潜んでいたころ、画面が崩れた経験があるので、フォルダーごとバックアップした後にインストールすることに決めているのだが、前回、今回を通じて、特に不具合はなく正常にインストールすることができた。
今回のアナウンスでは、直近のβバージョンであるMusicBee 1.2.4159βのバグフィックスとアルバムアートの取得やアートパネルレイアウトの改良、CDリッピング時のオートタグ機能の改良などが施されている。また、今回のRC2バージョンから、ローカライゼーションが標準装備された。

引用
What’s new in MusicBee 1.2.4161 RC2:
May 25th, 2011
· localisation support
· various improvements to the Artwork panel layout
· new discogs.com support for album-autotagging
· various bug fixes

前回にも触れたMusicBeeの日本語化が実質可能となった。Japanese.lngを入手して、MusicBeeフォルダーの中に、Localisationというフォルダーをつくってこのファイルを格納すれば、一応のところの日本語化が可能である。
ただし、翻訳が上手くなく、英語モードのほうが、直感的に使えるように思う。Japanese.lngファイルはテキストファイルで提供されており、一行ごとに原文がコメントアウトされて、その下に翻訳文が書かれているので、編集そのものは容易にできる。
音質的には、前回同様、念の為、FFT波形の確認を実施したので、添付しておきたいと思う。波形からは特に変わった様子は伺えないが、実際に聞いてみると、低音部のシッカリ感と高音部の自然感、中高域部のメリハリが少し改善されている。中高域部は、騒々しくない。グライコで抑えないと、騒々しいプレーヤーも多いが、感覚的には、むしろグライコは、必要ない感じもする。全体的な印象としては、少し派手めの音作りだ。

※音源は、「MP3 192k-CBR/中森明菜/Meu Amor」冒頭1分の積算波形とした。
いつもどおり、変化がなく安定していて、グラフ上はほとんど重なっている。

改めて、入手先を書いておきたいと思う。

MusicBee 1.2.4161RC2 Official English Version
MusicBee 1.2.4165β
MusicBee Languege File

※補足(2011-08-24現在)


MusicBee Language File
 こちらのバージョンは、上記で紹介しているものより日本語のニュアンスがかなり向上している。

<出典>
■ 日本語翻訳ファイル [勝手版、非公式、未完成] (2011/08/08)
http://softinfo.up.seesaa.net/up/Japanese.lng
※1.2.4153 以降用
C:Program FilesMusicBeeLocalisation に保存してください。