AIMP v3.50 ベータ4をリリース

AIMP v3.50 Build 1253 Beta 4

ついに、ベータ4をリリースしました。致命的でもないスモールバグフィックスをしているほどなので、今回のバージョンも、ある意味、変化が期待できるのでしょうか。

具体的なアナウンスは、以下。今回も、サウンドエンジンに対するコメントはない。
よほど、自信があるか、または、全く自信が無いのか、ここら辺のアナウンスの仕方は、ある程度意図的なのでしょうけど、たまには、具体的に、ここを変えた! と、自信を持って、アナウンスしてもらいたいものである。
今回の正式アナウンスでは、主だったところ、バグフィックスが中心ということになる。

AIMP v3.50 Build 1253 Beta 4 (19.04.2013)

– Fixed: Player – bugs with reading command line switches
– Fixed: Player – Hotkey settings are not saved in some cases
– Fixed: Playlist – An error occurs when trying to execute “Search New Files” dialog
– Fixed: Playlist – no an ability to move selected group inside another even if “Merge with similar categories” option is switched off
– Fixed: Playlist – player add files to playlist too long
– Fixed: Skin Engine – mouse cursor is not recalculated correctly in some cases
– Fixed: Skin Engine – small bugs with providers
– Fixed: Small bugs and defects

リリースのたびに、ちょっとしたコメントをしているのだが、今回のバージョンは、前回のバージョンで崩れそうになっていたサラウンドバランスを変えていると考えられ、女性ボーカル系の定位は、良くなったが、ジャズのような、音場や空気感といった、室内楽中心のタイムドメインの表現の出来が良くない。
つまらない音ではないが、少し残念だ。
今のところ、ライバルであろう、Foobar2000や、MusicBeeなどよりは良い音なので、もう少し頑張ってもらえると、満足できる音になるのではないだろうか。
ここは、いい音のAIMPも力の見せ所かと思う一方、使う側は、これまで以上に周辺機器を工夫しないとダメという領域に入ってきたのかも知れない。

~~番外編~~

別途、Android版のAIMPがベータリリースながら、ダウンロード出来るようになっている。
ロシア語オンリーというアナウンスだが、実は、英語もサポートされており、Rusian,Englishで使うことが出来る。
日本語は、UTF-8であれば、文字が化けることはないので、System Defaultでも、表示自体は、問題なく使うことができる。
Screenshot_2013-04-24-22-34-361
但し、まだ、ベータリリースなので、MP3などのメジャーな形式以外は、Linuxなどで、比較的標準的な、Ogg Vorbisあたりがサポートされているものの、ALAC,m4aなどのアップル系の形式は再生できない。
まあ、Amazon Cloud Playerあたりが、MP3なので、充分なのだが、このようなCloud系の音源は、今のところ、インタラクティブに結合出来ず、Amazonで購入したMP3などはAIMP Androidでは、Cloudベースの再生が出来ないので、MP3を一旦ローカルにコピーした後に、改めて、Music検索を実施して、AIMP Androidで再生する必要がある。
PC版では、ネットラジオが再生可能である一方、Android版では、再生できない。前回に少し触れたグライコなども、いっさいなく、シンプルにが再生できるのみにとどまっている。(これに関しては、正式リリースになったら、改めて書きたいと思う。)

頑張って欲しいところである。

AIMP v3.5 Beta3 Build 1247

AIMP v3.50 Beta3 Build 1247

AIMP3がベータ3をリリースしました。
前回から、スモールバグフックスをしながら、実質的には、Beta3.5のような感じのリリースとなります。
今回も、サウンドエンジンに対するコメントはありません。
ローカライズの方の対応は、ところどころに、表現を変えている部分があり、少し使いやすくなっています。

AIMP v3.50 Build 1247 Beta 3 (10.04.2013)

+ Common: Added support for panning gesture for listbox like controls

– Fixed: Installer launches the Application as administrator
– Fixed: Internet Radio Browser – an error occurs when closing the window during download operation
– Fixed: Scheduler – bugs with applying playlist as alarm clock melody
– Fixed: Player cannot play tracker music correctly in some cases – only samples are played
– Fixed: Player – hot keys list doesn’t repaint correctly after removing the hot key via keyboard
– Fixed: Player – an error occurs when trying to start Audio CD playback from autorun menu
– Fixed: Player – an error occurs when trying to move file from bookmarks popup window to external application via Drag-n-Drop
– Fixed: Playlist – filename of tracklist cuts off in some cases
– Fixed: Playlist – the list doesn’t scroll to searching item via quick search if it placed in collapsed group
– Fixed: Skin Engine – an error occurs when trying to undock tray-control from the screen edge
– Fixed: Skin Engine – containers visibility doesn’t save to configuration file
– Fixed: Audio Library – an error occurs when trying to remove playable file
– Fixed: Audio Library – data cache doesn’t refresh after removing operation
– Fixed: Small bugs and defects

音質は、若干、リアライズされた印象を受けます。
ハスキー系の女性ジャズボーカルなどを聴くと、少し実感出来ると思います。
逆に、ソプラノは苦手かもしれません。

また、AIMP 3.5から新たにサポートされたイコライザーウインドウは、使いやすく、特に、スピーカを通して聞く場合などに、最適な設定が、よりビジュアルに使えるようになっています。

DSP管理を選択してから、イコライザーを選択すると以下の画面にアクセスできます。Sound_equalizer

普段は、あまり使う必要はありませんが、くせのあるスピーカーなどでは、重宝します。
上の例は、デスクトップ・スピーカのものです。低音があまり出ないスピーカーのものですが、そこそこな音で聴くことができます。(気の迷いで買った、LogicoolのZ120BWのものです。)
低音をギリギリまで上げて、ボテッとした低音をカットして、少し騒々しい中高域を下げ、シャリつかないように、高音域を下げてあります。Andloidバージョンが本格的になれば、むしろ、そちらで重宝するかもしれませんが。

話がそれましたが、今のところ出来栄えは、上々といった所ですが、ソースによって印象がまちまちなので、まだ少しバランスが悪いのかもしれません。
かといって、味気ない音になってもつまらないので、難しいところです。
今のところ、モニターヘッドフォンでの印象では、多少、音がガチャついてる感じがします。
スピーカーで聴くと、あまり感じられないので、サラウンドバランスじゃないでしょうか。

それではまた。