イメージ・ビューワーなど

Fast Stone Image Viewer Ver.4.4

FSViewerScreenShot1.jpg 大半のイメージ系のソフトは、有償なのが多く、重いのが当然と言った感があるのだが、サムネイル表示をして、写真を管理するソフトや、一括イメージフォーマット変換や、リサイズに対応した機能があれば、それで、事足りることも多い。従来、定番だったＶｉｘビューワーとかも、その中のうちの一つで、このソフトを知らなかった頃は、Ｖｉｘビューワーを使っていた。 今回紹介するのは、その中でも、筆者のパソコンの定番ソフトになった、大変便利なイメージビューワーを紹介したいと思う。 このソフトは、単なるイメージビューワーにとどまらず、幅広いイメージサポートが特長だ。サムネイル表示にも、もたつきがなく、快適な操作感と、かっこいいスキンが使える、優れもので、中でも、特筆すべき機能としては、イメージアタッチメント機能の豊富さであったり、今回のバージョンから、サポートされた、マルチページＰＤＦ出力などと、アマチュアに限らず、幅広い層で、支持されている。 環境によっては、マルチスクリーン対応が、可能で、２台目のディスプレイには、フルスクリーン表示が、行えるようになっていて、色調整や輝度などを調整したディスプレイを用意しておけば、プリントイメージなどを、素早く確かめるのには、最適と言える。また、標準で、CMS(カラーマネジメントシステム）に対応しているので、埋め込みICCプロファイルがあるイメージの表示にも支障がない。オプションも細かく設定できるようになっていて、イメージ管理には、重宝する。 イメージ処理ソフトで有名なのは、Adobe PhotoShopなどになるのだが、もう少し、写真の処理に重点を置いたAdobe Lightroomなんかが、久しい。LightRoomは、イメージ調整などの機能がひとまとめになっていて、良いソフトなのだが、ちょっとだけ写真を編集したい人や、写真を管理出来れば良いといった人向けのソフトではなく、むしろ、フォトグラファーなんかが、重宝する機能が豊富でよく出来ているのだが、ちょっと手が出ない価格帯でもある。

一方、このFastStoneImageViewerは、簡単なイメージ調整やトリミングなどといった機能が使えて、個人利用では、基本、Freeのソフトウェアだ。（ include image viewing, management, comparison, red-eye removal, emailing, resizing, cropping, retouching and color adjustments.…紹介文引用）と便利機能が満載されている。その他、イメージマネージメント機能では、Befor & Afterといった二画面表示を行い、イメージを比較しながら編集する機能がついていて、至極、重宝である。 左の画像は、写真のガンマー補正を二画面表示で実施した例だ。左側が、処理前、右側が処理後のプレビューとなっている。この画像は、標準的な横幅１０２４のディスプレイのものだが、１２８０以上の高解像度画面にも、フルスクリーンで表示されるので、画像のディテールを確認しながら、イメージ調整が可能なため、高精度な調整が可能になる。画面右上に表示されているボタンはRed,Green,Blueにそれぞれ対応したボタンで、それぞれを個別に調整することも可能となっている。この他、カラー調整、レベル調整、輝度調整なども、同様の二画面表示で編集ができる。また、面白い機能としては、イメージ比較機能などがあり、数点のイメージを同時に表示させて、比較することができる機能も、搭載されている。 左の画像は、３つの画像を同時に表示させた例で、個別に倍率を変えたり、画像全部の倍率や位置を同期させて変更することができる。この画面では、画面の上方にツールバーがあって、画像へのマーキングや、画像の削除などを、比較しながら行うことができる。 写真の現像の前に、どれを選ぶかなどを、細かく選んでおくことができたり、プリンタ調整用に三つの画像を用意したりする場合、要素ごとに、変更した画像を、並べて確認することができて、便利だ。この他、紹介しきれない便利機能が多数あり、たくさんの画像を管理したい人には、うってつけのソフトといえる。

 

一度試してみては、いかがだろう。