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AIMP v3.55 Build 1350 をリリース

久しいバージョンアップですが、ほぼ2ヶ月ぶりにBuld 1350がリリースされました。
今回のバージョンは、前回に指摘していた再生バッファーの問題が改善されており、先読みを0バイトにしてドライブからのアクセスが頻繁に発生する条件でも、正常に再生されるようになりました。何らかのバグだったのでしょう。
恒例なら、この先にバースデイバージョンを控えているのですが、今回のバージョンはある程度完成度が高いので、バースデイバージョンは、多少派手目の音作りになると考えられるので、これも楽しみです。音のいいAIMPのこういったイベントは、毎年楽しみにしているわけです。(ちょっとした遊び心なのでしょう。)

AIMP v3.55 Build 1350 (16.06.2014)

*Sound Engine: Options Dialog – list of supported formats is populated now on demand, not at Options Dialog initialization
*Sound Engine: Radio capture – maximum delay before start record new track has been increased to 30 seconds.
*Sound Engine: Radio Capture – CUE sheet is now stored on the hard drive after each track
*Sound Engine: Compatibility with Remote Desktop Assistant has been improved (for WASAPI interface)
*Playlist: an empty playlists with non-empty preimage setting will not be deleted now on closing the application
*Playlist: Advanced search is now show last search query
*Tag Editor: Support for non-english URLs – the URL will be automatically converted to punycode and vice versa.
-Fixed: Common – tray icon flashes during program startup
-Fixed: Common – player is minimized to tray instead of taskbar in some cases
-Fixed: Sound Engine – output settings are resets at some devices when opening the Options Dialog
-Fixed: Playlist – the remove file confirmation dialog does not restore focus after closing
-Fixed: Tag Editor – album art from ID3v2.4 tag cannot be read in some cases
-Fixed: Tag Editor – file in FLAC format cannot be read by player, if embedded CUE has been remove via AIMP Tag Editor
-Fixed: Plugins – The Information Line flashes on display, if it has been hidden by mouse before that
-Fixed: small bugs

さて、今回の音質ですが、前回の問題点はぼぼ完璧にFIXされていますので、前回のバージョンの音の広がりに加え、緻密でスピード感のあるエネルギー感のある良い音に仕上がっています。
32ビットFloat演算対応と、24Bit/i32(i32V24)のレイテンシが向上しているように思います。
今回の音質は、疲れることがなく、それでいてエネルギー感があるので、聞いていて楽しい音になっているように思います。

さすが、AIMP3ですね。

やはり、音楽を楽しむ場合、他のサウンドプレーヤーでは物足りないのですが、そういった時に、AIMPに切り替えてみると、その差はは歴然としています。
また、最近の傾向として、音源が良い物ほど、はっきりと音質の違いが分かるようになって来ているので、そろそろ、音楽ライブラリーをLossLess形式のライブラリーへリストアし直しても良い時代になって来たように思います。
一方では、MP3のような非可逆圧縮形式の音源の加工も進歩しているので、CPUパワーが充分ならがんばって良い音に仕上げてくれているようです。CPUパワー次第で処理方法を切り替えているのでしょうか。現在のバージョンでは、どのマシンで再生しても、軽く動作するので、ここらへんの処理が秀逸なのか何らかのトリックを使っているのかははっきりしませんが、そのような結果になっています。

僕の耳が確かなら、Perfectです。

AIMP v3.55 Build 1345 待望のアップデート

AIMP v3.55がついにアップデートを発表しました

音の良いAIMPが、2ヶ月ぶりのアップデートを行いました。
AIMP v3.55は、初回のベータバージョンの発表が、昨年の9月ですので、その前のv 3.50からすると、かなりの時間を費やしてじっくりとつくっている形になっています。
v3.55系の魅力は、i32V24への正式対応と明示的なサウンドエンジンの変更に関連して、トータル的なレイテンシの向上を達しているようです。また、v 3.50の事実上のFinalバージョンであるv 3.51 Build 1288から採用された新しいサウンドエンジンによって、CPU負荷が大幅に軽減するとともに、起動スピードが高速化しています。
レイテンシの向上に伴い、バッファリング処理の方式を変えたのでしょうか、一時、ネットワークドライブからの再生が困難になっていた時期があるのですが、現在は、それらがほぼ全て改良されています。

今回の以下抜粋記事の中にもあるように、ASIO対応についても改良が進められているようで、トータル的なレイテンシの向上とリアルタイム音声処理の周辺にかなり力が入っているように思います。
通常の利用であれば、WASAPI排他モードを使うことになるのでしょうが、高価なDACを所有しているユーザーなどは、ASIO対応についても気になる部分です。DAWなどでもWASAPI共有モードよりは、ASIO経由であったほうが都合が良いハズです。

* Equalizer Presets Dialog: Alphabetical sorting of presets is default now
* Equalizer Presets Dialog: Incremental search has been added
* Player: Compatibility with the Zaycev.fm service has been improved
* Skin Engine: Added an ability to resize animator control

– Fixed: Sound Engine – ASIO – few bugs with playback resuming on some devices
– Fixed: Sound Engine – the program sometimes hangs during playback
– Fixed: Sound Engine – scratches can be heard on some tracks if the normalization by amplitude effect is active
– Fixed: Sound Effects – mixing options apply incorrectly
– Fixed: Plugins – Alarm Clock – another playlist starts playing, if selected playlist has been never activated after restart of the program
– Fixed: Player – The QFI window doesn’t appear at the first time in some cases
– Fixed: Player – default folder for internet radio capture is stored to configuration file
– Fixed: Playlist – focus and playback cursor are reseted after synchronization with the preimage.
– Fixed: Skin Engine – the value of the PeakSegmentation property isn’t taken into account
– Fixed: Skin Engine – behavior of child window is broken after closing the window via Alt+F4
– Fixed: Skin Engine – bugs with initialization of default values for controls on program startup 

音質に関しては、前回のバージョンである Build 1338の出来が今ひとつだったので、このシリーズのなかでは比較的気に入っていたBuild 1332を使っていたのですが、今回のバージョンアップを受けて、もう一度見なおしてみることにしました。
さて、結果はというと、音に広がりが戻り、快適な音に変化したというのが、最初の印象です。ただ、何もしないでいると、どうも、ドンシャリ系に聞こえ、ハイハットが妙に歪んだ音に聞こえ、耳障りだったので、オヤ?と今回もパスかなあ?と考えていたところです。
PCの処理能力は、たぶん十分なスペック(Ivy Core i7 8GB-RAM)なのでどこかの処理系が足を引っ張っている可能性があると思っていたところ、以下を変更すると少し改善するようです。
変だなあとおもったら、嘘だと思って一度確かめてみると良いかもしれません。

変更する箇所

Cange-Parameter上記の、キャッシュサイズというところを1曲の半分程度が読み込まれるようにしておく。
MP3などでは大きすぎる値だが、大きめに設定しておくと、ディスクIOも減り、シャリついたところが少なくなる。
~いや、でもまだ少し歪っぽいかな。(気になりますね。)

本来ならば、このキャッシュは、先読みバッファーなので、速いPCと速いディスクを使っている以上、バッファーはなくても、音声再生にはあまり影響しないはずなので何らかの処理系の問題があるのかな?
(音源カードなどとの相性などもあるのかもしれないですが。)
考えにくいですが、48kHz 24bitのリアルタイム処理で何らかのデータの欠損があるのかな。
それか、レイテンシが向上したために、これまでは気にならなかった微妙な干渉があるのかもしれません。
ただ、折角の改良なのだから、良さを損なわずに進めてほしいと思います。

ごめんなさい。今回もエクスキューズ付きになってしまいました。

総じて、良い音になったのではないでしょうか。